2016年09月27日

簡単に複数端末でファイルをシェアできるDropbox(3)

スマートフォンから利用するために、Dropboxでは専用アプリを用意している。Dropboxとスマートフォンの組み合わせで最も便利なのは「カメラアップロード」機能だろう。
カメラアップロードとは、スマートフォンで撮影した画像やスクリーンキャプチャなどの画像を、Dropboxの「カメラアップロード」フォルダに自動的にアップロードしてくれる機能だ。別のギャラリーアプリなどでスマートフォン内部の画像を削除しても、Dropbox上には画像が残るからバックアップとしても利用できる。
アップロードされた画像は当然PCで扱いやすくなるから、スマートフォンで撮影してからPCで画像加工したいという場合にも便利だ。

office 2016 エディション
カメラアップロード機能は、スマートフォンでDropboxのアプリを初めて起動した時に利用するかどうかを尋ねられる。ここで「カメラアップロードをON」をタップしておけば、基本的な利用設定は完了だ。動画撮影もよくするなら、さらに「動画を含む」のスイッチも入れておけばよい。
細かな設定は「設定」画面で行える。カメラアップロード機能そのもののオン/オフや動画の取り扱いに加えて、アップロード方法の指定も可能だ。標準では「Wi-Fiのみ」になっていて、無線LANに接続した時に一気にアップロードすることでパケット通信量を抑えるような設定がされている。もし通信量を気にする必要がないなら、「Wi-Fiまたはデータプラン」にチェックを入れておけば、LTEや3G環境でもアップロードが行われる。
ただし、スマートフォン本体のバッテリー残量が少ない時は、設定にかかわらずアップロード機能は停止される。残り少ないバッテリーを、急いでいないカメラアップロード機能で使い果たされてしまうという心配は無用というわけだ。

アップロードした画像は、カメラアップロードフォルダはもちろんスマートフォンのアプリからも確認できる。ローカルの画像は容量節約のために削除してしまい、必要な時にDropboxから引き出すようにするのもよいだろう。
当然のことながら、PCで作ったファイルも閲覧可能だ。フォルダやファイルは右側のボタンをタップするとメニューを呼び出せるから、ここから削除やお気に入りチェックといった作業を行うとよい。「共有」ではリンクを送るアプリを選択する画面が表示され、「詳細」では名前変更などのメニューが表示される。
Officeドキュメントなどもプレビューできるが、MicrosoftのOffice Mobileをインストールしている状態ならアプリでドキュメントを開いて編集もできてしまう。ちょっとした内容確認や手直しくらいなら、スマートフォンでも作業できるのが便利だ。

office 2016 プロダクト キー
画像は、上のバーにある左から2番目のアイコンをタップするとアルバムモードに切り替わり、ブラウザで利用した時と同様に、撮影日を基準に画像を整理してくれるモードになる。このモードでだけ、サムネイルをロングタップすると複数枚が選択できるようになる。選択してどうするのかと言うと、アルバムを作ることができる。大量の画像をうまく整理したい時は、名前をつけてアルバム化すると便利だ。
  
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2016年09月13日

オンライン版とオフライン版のトラブルシューティングツール

Windows 10には原因不明の問題を解決する「トラブルシューティング」機能が用意されている。だが、ローカルのトラブルシューティングツール以外に、インターネット経由で実行できるトラブルシューティングツールも存在するのだ。
オンライン版とオフライン版のトラブルシューティングツール
程度にもよるが、Windows 10で発生するトラブルは、PC上級者でも容易に解決するのは難しい。そこでMicrosoftはWindows 7から、これらのトラブルを現象ごとに解決を図る「トラブルシューティングツール」を実装した。

office 2013 エディション
執筆時点のWindows 10が備えるトラブルシューティングツールは20種類だが、コントロールパネルを廃止するような方向性を考えれば、これから増えることはないだろう。

上図のように「場所」という列が存在し、以前はオンラインから実行するトラブルシューティングツールも存在した。改めてWindows 10用トラブルシューティングツールを調べてみると、「Windowsアプリ」、「プリンター」、「Windows Update」、「OneDrive」という4種類が確認できる。
OneDrive用トラブルシューティングツール以外はオフライン版(ローカル版)と重複しているが、わずかに違いを確認できる。
下図はオフライン版の「Windowsストアアプリ」と「Windowsアプリ」を実行したものだ。察するに、Windows 8.xのWindowsストアアプリと、Windows 10のUWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリケーションの差だろう。
「プリンター」のオフライン版とオンライン版については、検査箇所、バージョン、発行元は同じだ。ただしオンライン版では、検査箇所としてネットワークやハードウェアも対象であることを明示している。

明示情報に関しては「Windows Update」にも相違点があった。オフライン版はWebブラウザー経由で実行する古いWindows Updateをサポートしていたが、オンライン版は最新版のみとなる。

オフィス 2010 プロダクト キー
OneDriveはオンライン版のみとなるものの、OneDriveクライアントのバージョンが2015(ビルド17.3.6302.0225)の場合は動作しなかった。このあたりは今後の改善に期待したい。
今回、オフライン版よりもオンライン版トラブルシューティングツールのほうが、わずかに新しいことが確認できた。トラブルシューティングの選択肢として覚えておくとよいだろう。
  
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2016年09月05日

Windows 10で古いNASにアクセスできない

Windows 10に移行すると、一部の古いNAS(Network Attached Storage)へアクセスできないケースが散見する。これはNASのOSがLinuxなどを使用し、ファイル共有プロトコルであるSMB(Server Message Block)の古いバージョンを使用しているからだ。今回はWindows 10側でこの問題を解決するTipsを紹介する。
SMBのバージョンとは
WindowsはSMBというファイル共有プロトコルを用いて、互いのPC上に保存したファイルをやりとり可能にしている。ここで混乱しやすいのがCIFS(Common Internet File System)の存在だ。
MicrosoftやLinux周辺の説明も時代によって異なるが、現時点でMicrosoftは「SMB 1.0は、CIFSを拡張したプロトコルとしてWindows 2000以前のOSに実装した」と説明する。そのため「SMB 1.x = CIFS」とし、現在のWindowsは「その時々の最新SMBを使用している」という認識で構わない。

windows10 ホーム プレミアム
Windows 10はSMB 3.1.1という最新のバージョンを実装しているが、それを使えるのは(執筆時点で)Windows 10同士のみである。今後リリースされるWindows Server 2016(仮)は、SMB 3.1.1をサポートするようだ(Technical Preview 4で確認済み)。
NASにアクセスできない理由
さて、NASにアクセスできない理由はいくつも考えられるが、比較的多いのがSMBバージョンの問題だ。筆者の環境には古いNASがないため、あくまで実験として、Linux上のSamba(Windowsネットワークを提供するソフトウェア)で使用可能なSMBのバージョンを「NT1(SMB 1.x)」に限定すると、アクセスできない旨を示すメッセージが現れる。

MicrosoftはWindows 8.1の時点で、SMB 1.xを非推奨機能にしたものの、Windows 8.1もWindows 10 ビルド10586も、「SMB 1.0/CIFSファイル共有のサポート」を初期状態で有効にしている。
そのため上図のようにNASアクセス時にエラーが発生する場合、「SMB 1.0/CIFSファイル共有のサポート」を何らかの理由で無効にしているか、他の問題が発生している可能性が高い。
SMB 1.0を有効にする
SMB 1.0のサポートを有効にするには、「Windowsの機能の有効化または無効化」を操作する。

一覧から「SMB 1.0/CIFSファイル共有のサポート」のチェックが外れている場合は、クリック/タップでチェックを入れて有効化する。なお、PCの再起動が必要なため、他の作業を行っている場合はあらかじめ終了させておこう。

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再起動後に同じNASにアクセスすると、SMB 1.xでアクセスできることを確認できるはずだ。なお、ご自身の環境でSMBバージョンを確認するには、管理者権限でPowerShellを起動し、「Get-SmbConnection」を実行すればよい。
  
Posted by softkeyjp at 16:44Comments(402)TrackBack(0)